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リタイア後の安心して暮らせるコンパクト住宅を考える

リタイア後の安心して暮らせるコンパクト住宅を考える

人生100年時代と言われる現代。子育てや仕事の第一線を終え、リタイア後の時間をどう過ごすかを見直す方が増えています。その中で注目されているのが「コンパクト住宅」への住み替えやリフォームです。今回は、そんなリタイア後の暮らしにふさわしい、安心・快適・省エネを兼ね備えたコンパクト住宅の魅力についてご紹介します。


1. 「ちょうどいいサイズ」がもたらす快適さ

かつては、家族の人数に合わせて広い間取りが必要でした。しかし、子どもたちが独立し、夫婦二人の暮らしになると、使わない部屋が増えてきます。掃除やメンテナンスの負担も大きくなり、「ちょっと広すぎるかも…」と感じる方も。

そんなときに見直したいのが、生活動線がシンプルで、必要な機能だけを備えたコンパクトな住まいです。

例:2LDK・平屋建て・延床面積60〜80㎡程度

広すぎず狭すぎず、無理のない家事導線で、日常の動作もぐっと楽になります。住まいがコンパクトになることで、光熱費や固定資産税などのランニングコストも抑えられるというメリットもあります。


2. バリアフリー設計で「将来の安心」も一緒に

健康な今は気にならなくても、加齢に伴う体力の低下や、ちょっとした段差による転倒のリスクは避けられません。

そこで注目したいのがバリアフリーの設計。コンパクト住宅においては、段差をなくし、廊下を広めに設けることで将来の介助も視野に入れた安心設計が可能です。

たとえば…

  • 段差のない玄関・トイレ・浴室

  • 車椅子でも回転できる幅のある廊下

  • 引き戸で開け閉めしやすいドア

  • ちょっと腰掛けられる小さなベンチや手すりの設置

これらを新築はもちろん、リフォームでも取り入れることが可能です。


3. 収納は“隠す”から“使いやすさ”へ

広い家では、あちこちに収納があることが多いですが、コンパクト住宅では**「取り出しやすい収納」**が鍵です。

たとえば、キッチンでは吊り戸棚をやめて手が届く範囲の収納を充実させたり、寝室横にウォークインクローゼットを設けて、着替えの動線をシンプルに。

「断捨離してスッキリ暮らしたい」という気持ちにも応えられる、必要なものだけに囲まれた心地よい暮らしが実現できます。


4. 季節を感じられる庭やウッドデッキのある暮らし

コンパクト住宅といえど、小さな庭やデッキスペースを設けることで、自然を楽しめる暮らしは実現できます。

「朝は縁側でお茶を飲むのが楽しみになった」
「家庭菜園で採れた野菜で夕飯を作る」
そんな、ゆったりとした時間が生まれるのもリタイア後の醍醐味です。

最近はローメンテナンスの庭づくりも人気。草取りが大変にならないよう、人工芝やレンガ敷き、鉢植え中心の設計にすることもおすすめ。


5. 地元の工務店や建築士に相談を

「今の住まいをリフォームするか、それとも思い切って建て替えるか」
これは多くの方が迷うポイントです。

そんな時こそ、地域に密着した小さな建築士事務所や工務店に相談してみてください。地元の風土や行政の制度をよく理解し、何より丁寧な対応で、暮らし方に寄り添った提案をしてくれます。

  • 今ある家の良さを活かした改修

  • 高齢者向け補助金制度の活用提案

  • コミュニティや医療施設との距離も配慮

リタイア後の暮らしには、安心して相談できる「人とのつながり」も大切な資産です。


おわりに 〜「今」と「これから」を見つめ直す時間〜

リタイア後は、忙しかった日々を振り返り、「これから自分たちはどんな暮らしをしたいか」を考える大切な節目でもあります。

住まいを見直すことで、毎日の暮らしにゆとりと安心が生まれます

「無理なく」「自分らしく」「気持ちよく」
そんな暮らしを、住まいのカタチから一緒に考えてみませんか?

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