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心やすらぐ ― 縁側のある家 ―ライフスタイルに合わせた形で!

🌿心やすらぐ暮らし ― 縁側のある家 ―

日本の家に昔からある「縁側」。
今では少し懐かしい響きのある言葉ですが、実は現代の住まいづくりにもぴったりの空間です。
ゆったりと腰かけて季節を感じたり、家族やご近所との交流の場になったり――。
今回は、そんな縁側のある暮らしの魅力についてご紹介します。


■ 縁側とは ― 日本の暮らしの知恵

縁側とは、屋内と屋外の間に設けられた「中間の空間」。
外からの光や風をやわらかく取り込みながら、雨をしのげる軒下のスペースです。
昔の家では、家族が団らんしたり、お茶を飲んだり、布団を干したりと、
生活の中で自然に使われてきました。

この「屋内でも屋外でもない」という曖昧さが、
今の時代にこそ魅力的に映ります。
家の中で過ごす時間が増えた現代だからこそ、
自然を感じられる“ゆるやかな境界”が心を癒してくれるのです。


■ 現代住宅に合う縁側の形

昔ながらの木の縁側だけでなく、
最近はライフスタイルに合わせてさまざまな形にアレンジされています。

◎ウッドデッキタイプ

リビングから続くウッドデッキを縁側のように使うスタイル。
屋内との一体感があり、外に出やすいのが特徴です。
日向ぼっこや子どもの遊び場、ペットのくつろぎスペースにもぴったり。

◎室内縁側(インナーデッキ)

屋内に縁側のようなスペースを設ける方法。
掃き出し窓の前に板張りの床を延ばし、
腰をかけて庭を眺められるようにします。
外気の影響を受けにくく、寒い季節にも快適です。

◎囲い縁側・サンルーム型

ガラスで囲んだ縁側空間も人気です。
明るく開放的で、雨の日も植物を育てたり、
読書やティータイムを楽しめます。
半屋外のような雰囲気があり、四季の変化を身近に感じられます。


■ 縁側のある暮らしの魅力

1. 季節を感じる場所になる

春には花の香り、夏は風鈴の音、秋は紅葉、冬は陽だまり――。
縁側は、自然を身近に感じるための“舞台”です。
家の中にいても、外とつながることで、
心がほっとやわらぐ時間を過ごせます。
お孫さんと一緒におやつを食べたり。
縁側には「一緒に過ごす時間を自然に生み出す力」があります。
テレビのない穏やかな時間を取り戻せる場所とも言えます。

3. ご近所との“ちょうどいい距離感”

昔は縁側越しに近所の方と会話を交わすことも日常でした。
今でも、通りに面した縁側を設けると、
外とゆるやかにつながることで、安心感や交流が生まれます。
完全に閉じた家では得られない“温かみ”が感じられるでしょう。


■ 縁側を設ける際のポイント

  1. 方位を考える
     南向きの縁側は日当たりが良く、冬も暖か。
     東向きなら朝日を感じられ、朝のコーヒータイムにぴったりです。

  2. 屋根や庇(ひさし)をしっかり設ける
     日差しや雨から守るために、庇の出は重要です。
     深めの軒があると、夏の日差しを防ぎ、冬は光を取り入れられます。

  3. 庭とのつながりを意識する
     縁側の先に小さな庭を設けると、眺めがぐっと豊かになります。
     草花を植えたり、石を並べたりと、和の雰囲気を楽しむのもおすすめ。

  4. 素材選びにこだわる
     無垢の木材を使うと、足ざわりが柔らかく、年月とともに味わいが出ます。
     メンテナンスを重視するなら、樹脂製のデッキ材を選ぶのも一案です。


■ こんな暮らしにおすすめです

  • 自然を身近に感じながら暮らしたい方

  • 家族や友人とゆったり過ごす時間を大切にしたい方

  • リタイア後の穏やかな生活を考えている方

縁側は「派手ではないけれど、心が満たされる」空間です。
家の一部として取り入れることで、
毎日の暮らしが少し豊かに、やさしく変わっていくはずです。


■ まとめ ― 現代にこそ縁側を

忙しい毎日、外とつながる時間は少なくなりがちです。
けれど、ほんの少しの空間の工夫で、
風や光、季節を感じられる家がつくれます。

縁側は、家族の笑顔が集まる場所であり、
心のゆとりを取り戻す場所でもあります。

これから新築やリフォームをお考えの方は、
ぜひ「縁側のある暮らし」を取り入れてみてはいかがでしょうか。

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