blog

NEW

小さくても我が家に書斎を―心が落ち着く“自分だけの空間”を―

小さくても我が家に書斎を

―心が落ち着く“自分だけの空間”をつくる暮らし―

家で過ごす時間が増えた今、「自分のための小さな書斎がほしい」と感じる方が増えています。
広い部屋を用意するのは難しくても、ちょっとした工夫で“自分だけの場所”はつくれます。
今日は、小さくても心地よい書斎づくりのヒントをお話しします。


■ 書斎は「広さ」よりも「居心地」

「書斎」というと、本棚が並び、大きなデスクと椅子がある部屋を思い浮かべる方も多いかもしれません。
ですが、今の住まいにそんなスペースを確保するのはなかなか難しいものです。
それでも、“ほんの1畳ほどのスペース”でも十分。
大切なのは「集中できる」「落ち着く」空間であることです。

たとえば、
・リビングの一角にカウンターデスクを造り付ける
・階段下や寝室の隅を活用する
・収納の一部をリノベーションしてミニ書斎にする
など、家の中には意外と“使える空間”が隠れています。


■ 小さな書斎のメリット

  1. 気持ちの切り替えができる
     ほんの少しのスペースでも、「ここに座ると集中できる」という場所があると、
     仕事や読書、趣味に気持ちを切り替えるスイッチになります。

  2. 家族との程よい距離感
     リビング横など、家族の気配を感じながら作業できる書斎コーナーは人気です。
     個室のように完全に仕切らず、壁で視線を少し遮るだけでも集中力が高まります。

  3. インテリアとしても楽しめる
     お気に入りの照明や棚、観葉植物を置いて、小さな空間を自分らしく整えるのも楽しみのひとつ。
     “見せる書斎コーナー”としてリビングに馴染むデザインもおすすめです。


■ 書斎づくりのポイント

① 照明を工夫する

天井照明だけでなく、手元を照らすスタンドライトをプラスすると、
作業がしやすく、夜でも目に優しい環境になります。
温かみのある光を選ぶと、リラックス感もアップ。

② デスクと椅子はサイズ感が大事

小さな空間では、家具の大きさが印象を大きく左右します。
奥行き40~50cmほどのスリムなカウンターデスクや、
軽やかなデザインの椅子を選ぶと圧迫感がありません。
長時間の使用が多い方は、椅子の座り心地にもこだわりたいですね。

③ 収納は“上手に隠す”

書類やパソコン機器をしまえる小さな棚や引き出しがあると便利です。
壁面収納や造作棚を活用すれば、すっきりとした印象に。
見せたくない物は扉付き収納で隠すと、空間がより整って見えます。

④ コンセントとWi-Fi環境を整える

在宅ワークやPC作業には欠かせないポイント。
リフォームの際には、電源位置やネット環境の確認を忘れずに。


■ 生活スタイルに合わせた「書斎の形」

  • リビング横のオープン書斎
     家族と同じ空間で過ごしながら、仕事や勉強ができる人気のスタイル。
     お子さまの宿題コーナーとしても兼用できます。

  • 寝室の隅に静かなワークスペース
     夜に読書や趣味を楽しみたい方にぴったり。
     落ち着いた照明と木の温もりで“癒しの空間”になります。

  • 廊下や階段下のデッドスペース活用
     意外と使い道が少ない場所を上手に活かすことで、家全体の使い勝手もアップします。


■ 書斎がある暮らしの豊かさ

たとえ1畳でも、「ここに座ると落ち着く」という場所があると、
日々の暮らしがちょっと豊かになります。
忙しい日常の中で、自分の時間を大切にすること。
それは、住まいの快適さにもつながる大切な要素です。

お家の一角に、そんな“小さな書斎”を設けてみませんか?
仕事も趣味も、暮らしも。少しだけ整って、少しだけ心が軽くなる。
それが、書斎のある暮らしの魅力です。


■ お手伝いします

当事務所では、限られたスペースでも快適な書斎づくりのご提案を行っています。
ちょっとしたカウンター造作や間仕切りの工夫など、
住まいに合わせたプランをご提案いたします。
「こんなスペースに書斎はできる?」といったご相談もお気軽にどうぞ。

お問い合わせ

contact

お電話でもお問い合わせいただけます

お電話対応時間 9:00-18:00